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    あれやこれやのなんやかんや

    多趣味というか関心のあるものが多いので、趣味のことから政治的なことまで書きたいことを書きたいように書いていきます。

    Category: 音楽 > オススメの音楽   Tags: ---

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    極私的今年のアルバムBEST10!!

    極私的今年のアルバムBEST10!!
    ということで、独断と偏見と好き嫌いと趣味趣向とその場の勢いによって、今年のベストアルバムを紹介していきます!
    音楽的先進性や音楽的な価値も判断材料ではありますが、結局は自分が気に入ったかどうかが最大の判断基準ですw

    まずいきなり栄光の第1位!!

    1位, Oneohtrix Point Never「R Plus Seven」!!

    R Plus Seven [輸入盤CD / 豪華デジパック仕様] (WARPCD240)
    ONEOHTRIX POINT NEVER ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー
    WARP RECORDS (2013-09-28)
    売り上げランキング: 524

    超名門WarpからリリースされたOPNの最新作は、
    「ライヒ、イーノ、フェネス、B12、エイフェックス・ツイン…そのバトンはまもなくこの男の手に渡るだろう。」
    「アンビエント、ミニマル、ニューエイジ、インディ・シンセ…現代音楽と ポスト・インターネットを見事にクロスオーバーさせた歴史的大作!! 」
    などなどw、大それた宣伝文句が至る所で見られますが、これが全く大それてないんですw!

    いろいろ書いてありますが、個人的にはライヒとエイフェックス・ツインからの影響をより強く感じました。
    エレクトロで、ミニマルで、アンビエントで、テクノで、現代音楽で、そしてそれらを脈絡なく並列に並べて混ぜこぜにしたような、次に何が起こるのか、次にどんな音が鳴るのかが予測不能で、どこから来てどこに向かっているのかさえもわからない。それなのになぜかめちゃくちゃポップで聴きやすい。気付いたら病み付きになっていてヘビロテしてる。
    そんな、新しい麻薬のような音楽です。中毒性があります。
    DSC_0316
    自分はCDに続いてLP盤も買ってしまいましたw。それくらい衝撃だったし病み付きになりました。
    断トツで今年No.1です。激オススメです。

    WIREDのインタビュー記事がUPされてました。→ イーノの正統的後継者? 2013年ベストの呼び声も高いアンビエント/エレクトロの異才”OPN”との対話
    「音楽は彫刻や文学といったものにより近づいていく」
    「超垂直的で濃度の高いものはつくりたくない」「水平でクリアな空間に、不思議なオブジェが互いに干渉しながらたゆたっているような感じ」
    など、かなり興味深くておもしろい話が見れます。
    あと、『攻殻機動隊』のサントラを手がけた川井憲次さんや『AKIRA』を手がけた芸能山城組からの影響も受けているとのこと!!これはびっくり!と同時に納得!だからおれこんなにハマったんだなw
    でもこれはホントに興味深いことです。日本で先鋭的で素晴らしい音楽を作っている人がいて、でも音楽家としての国内外での知名度は決して高くなく世界に向けて発信もされていなかったものが、「アニメ」を媒体にして海外に渡ってこれほどの音楽家に大きい影響を与えているわけですからね。

    MVも先鋭的で芸術的でかっこいい。

    こっちは超シュールw なんと全編絵文字ですw
    ※こっちの動画は期間限定公開なので公式が消えたら消しちゃいます。

    2位,Nils Frahm「Spaces」!!

    Spaces (ボーナストラック・ダウンロード・コード付き)
    Nils Frahm
    Erased Tapes (2013-11-17)
    売り上げランキング: 43,860

    ポストクラシカル界ではGONZALES、Hauschka、Goldmund、Peter Broderickらと共にすでに高く評価されているピアニストですね。
    これまでもコンセプチュアルな作品を発表してきたニルス・フラームですが、
    今作のコンセプトは”ライブ音源の再構築”と”エレクトリック・サウンドとの融合”とのこと。
    「グランド・ピアノ+ローズ・ピアノ+アナログ・シンセをメインとしたエレクトリック・サウンドから、
    ピアノ・ソロまで2年間に及ぶ膨大なライブ音源をコラージュして作りあげた最新アルバム。
    観客の咳や携帯音、トイレのブラシで叩く音までを音楽の一部に取り入れたニルス・フラームならではの仕掛けも。」
    つまり自分のライブを録音したものを素材として、そこに加工を加えてミックスして再構築しちゃいました!てへぺろ!
    というアルバムです。
    実はまだ自分はあんまり聴けてないんですが、それでもこの評価をつけちゃいます。
    それくらい衝撃でした。OPNに通じるところもあります。
    自分は最近ポストクラシカルにはまってるんですが、やっぱりピアノソロだけだと物足りなく感じちゃうんです。
    だから同一人物によるプロジェクトでも、GONZALESのソロピアノⅠ,ⅡよりChilly Gonzales名義、GoldmundよりHelios,Keith Kenniff名義の方が好きだったりします。
    そんな自分にとってこれはまさに大好物!
    クラシックを通過した文句無しの音楽性、シンセの音や録音やミックスによる再構築などのエレクトロを通過した先鋭性、
    そしてそこに聴きやすさや心地よさまでも両立させたバランス感覚、素晴らしいのひと言です。

    ライブの映像がありました。少し長いですがマジでやばいので時間のあるときにぜひ見てみて下さい。

    3位, Yosi Horikawa「VAPOR」!!

    Vapor
    Vapor
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    Yosi Horikawa
    First Word (2013-06-25)
    売り上げランキング: 32,025

    世界的に高い評価を得ている日本人アーティストYosi Horikawaの初のフルアルバムです!
    「フランスのEklektik Recordsに所属。環境音や日常にある物音など非楽音を録音・編集し、楽曲を構築していくスタイルで活動を展開中。」
    ちなみに今作はイギリスのFIrst Word Recordsからのリリースです。海外の評価が先行した、逆輸入アーティストですね。

    音楽的にはクラブミュージックで、構成もビートありきの普通のクラブミュージックです。
    じゃあ一体何がそんなにすごいのかというと、まさに「音」です。
    環境音や生活音、森の音や水の音、電車や自転車の音、まずそれらの音の音質が素晴らし過ぎます。
    録音技師なのw?ってくらいのフィールドレコーディングで素材を集めて、その素材を加工して切り貼りして曲を構成してるわけですが、さらにその編集もまた素晴らしいんです。
    録音した素材音に加工を加えて、音の質感を異次元なレベルにまで高めてます。
    ここまで「音」そのものにこだわった音楽は芸能山城組以来かもしれません。
    自分はかなり衝撃を受けました。ぜひ良いオーディオシステムや、良いヘッドホンなどで聴いてみて下さい。
    これこそレコード盤やハイレゾ配信で発売すべき音楽です。純粋なオーディオファンにもオススメできます。
    「Letter」なんてヘッドホンで聴いたら頭の中で手紙書かれますよマジでww
    このページの右下に出てる「exfm」でも聴けるはずなので聴いてみて下さい。OPNとかもリストに入ってます。

    今年から始まった電子音響の祭典「EMAF TOKYO」にも出演した、いまアツいアーティストですね。
    自分もEMAFで生で見て興奮しました。そういやEMAFのライブレポ書くの忘れてたな。写真の枚数と内容のあまりの濃さのせいで逆に書けなくなっちゃったんだよねw またヒマがあれば書きます。

    4位, films「a forbidden garden」

    a forbidden garden
    a forbidden garden
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    Films
    Ricco Label (2013-04-26)
    売り上げランキング: 5,277

    4位は日本のポストクラシカルです!
    filmsは1stアルバムは音的にはMatryoshkaに近い音楽で、英語でも日本語でもない「独自の言語」で歌う女性ボーカルが特徴的で、そのボーカルの幻想的な美しさやそれを支えるピアノやストリングスにエレクトロを加えた楽曲が素晴らしいユニットでした。
    そして今年発売されたこの2ndは、日本を代表するポストクラシカルバンドのAnoiceのメンバーが設立したRicco Labelからのリリースで、なんとAnoiceのメンバーが演奏や音響エンジニアとして参加しているんです!
    それによってこのアルバムでは楽曲の幅がかなり広がっていて、さらに1stでは浮遊感を得意としていたfilmsが「ビート」を取り入れることで攻撃性や音楽性の広がりを獲得しています。世界標準レベルの名盤です!
    昨年のAnoiceの「The Black Rain」と並んで、日本のポストクラシカル界の最高峰に位置する音楽です。

    このMVもCGが前衛的で素晴らしいですね。


    5位, 30 Seconds to Mars
       「LOVE LUST FAITH + DREAMS」


    Love Lust Faith + Dreams
    Love Lust Faith + Dreams
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    30 Seconds to Mars
    Virgin Records Us (2013-05-16)
    売り上げランキング: 10,311

    来ました!30STM!自分が一番好きなロックバンドです!
    たぶん好きなアルバムとか聴いた回数が多いアルバムだったらこれが1位かもしれません。
    これもCD持ってるのにレコード買うほど気に入ったアルバムです。
    今年のワンマンも最高でしたね→30 Seconds to Mars @恵比寿LIQUIDROOM ライブレポ!!
    来年もまた帰ってきてくれるのでいまから楽しみです。

    このアルバムは、エモさ、ドラマティックさ、プログレッシブさ、キャッチーさ、かっこよさ、どれをとっても一級品です。
    エレクトロと生音の融合がものすごく巧みで、音色の数も、楽曲の幅も、構成のうまさも、過去最高レベルです。
    ディティールの作り込みが素晴らしいので、何度聴いても飽きずに心地よく聴けます。
    というか、もう詳しいレビューは上のリンクからAmazonのカスタマーレビューに飛んで読んで下さい。
    一番上の長すぎてうっとおしいレビューは自分が書いたやつなのでw

    ちなみにこれは今年のベストロックMVですね。MTVアワードで表彰されて3人ともめっちゃ喜んでました。
    ハリウッド俳優でもあるボーカルのジャレッドがバーソロミュー・カビンズ名義で監督してます。さすがです。


    6位, jizue「journal」

    journal
    journal
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    jizue
    BounDEE by SSNW (2013-06-05)
    売り上げランキング: 8,309

    今年はjizueに大ハマりした年でしたねー。
    ワンマンのライブレポ→jizue 「journal」release live 行ってきた!!
    所属レーベルのライブレポ→bud music 5th anniversary live!!!!
    このアルバムについてはまた書くのめんどくさいんでAmazonのレビュー読んで下さい。
    一番上のレビューは自分が書いたやつなんでw

    jizueは超ライブバンドなのでライブ映像で。これ自分も行ってたO-nestのワンマンのやつですね。

    7位, Keep Shelly in Athens「AT HOME」

    At Home (ボーナス・トラック収録 / 日本のみでCD化)
    Keep Shelly In Athens
    Plancha (2013-09-17)
    売り上げランキング: 110,690

    はい、ここでだいぶマイナーなのがランクインしてきましたねー。
    ギリシャのドリーム・ポップ男女デュオ、キープ・シェリー・イン・アテネの1stフルアルバムです。
    SARAのエフェクトのかかった特徴的なボーカルが、芯がありながらも透き通っていて印象的です。
    そしてスゴいのがトラックメイカーのRΠЯですね。名前なんて読むのかはわかりませんがw
    シンセを多用して、独特な世界観を感じさせるビートとサウンドスケープを構築しています。
    形容するのが難しくて、一体どれだけのジャンルを通って影響を受けてきたらこんな音楽が作れるんだろうって感じですね。
    ポップで聴きやすいのになかなか掴みきれないという不思議な魅力を持つアルバムです。



    8位, mergrim「Hyper Fleeting vision」

    Hyper Fleeting Vision
    Hyper Fleeting Vision
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    mergrim
    PROGRESSIVE FOrM (2013-04-14)
    売り上げランキング: 140,849

    今年は日本人エレクトロがアツかったですね!
    そのなかでも個人的にはこのmergrimの2ndがアタマ1つ抜けていたように思います。
    エレクトロの名門PROGRESSIVE FOrMと自身のmoph recordsと共同でのリリースです。
    Cokiyuや、haruka nakamura作品などに参加するJanis Crunchらをゲストヴォーカルとして迎え、
    またクラシック界でも一線を走る演奏家達を起用して、エレクトロだけではなく生音や声もふんだんに取り入れて、
    音楽的に非常にスケールが大きくて深みのあるアルバムになっています。
    自分はCokiyuも好だったので試聴してみたのですが、すぐに気に入って速攻買いました。
    EMAFにも出演してましたね。EMAFではバンド形式で演奏家達が緊張感のあるミニマルな演奏を披露してて、そこにゲストヴォーカルが乗っかってきて、もう至福の音楽体験でしたね。
    はじっこでMacの前に立ってるmergrim本人が霞むほどでしたw

    9位, fox capture plan「trinity」

    trinity トリニティ
    trinity トリニティ
    posted with amazlet at 13.12.31
    fox capture plan フォックス・キャプチャー・プラン
    Playwright (2013-05-15)
    売り上げランキング: 12,005

    ここでfox capture planがランクインです。
    今年新しく知ったポストロックバンドの中では一番の収穫でしたね。
    ありそうでなかったピアノトリオによるポストロックを通過した現代版ジャズロック。ドンピシャです。
    これも昨日の記事のライブレポで詳しく書いてるのでそっち読んで下さい→fox capture planのライブ&サイン会 @渋谷タワレコ CUTUP STUDIO


    10位, Placebo「Loud Like Love」

    Loud Like Love
    Loud Like Love
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    Placebo
    Ume (2013-09-12)
    売り上げランキング: 25,145

    10位は迷ったんですが、ヘビロテした回数的にこれかなと。
    Placeboの最新作ですね。これはPlaceboの中でも「Meds」の次くらいに好きかもしれません。
    意外な明るさがある曲もありますが、全体的にはPlaceboらしいダークな美しさとアレンジの素晴らしさが良く出てます。
    それにしてもなんで日本でこんなに売れないんでしょうか?これだけのバンドの新作なのに日本版が出ないってどゆこと?

    このMVは映像的にもストーリー的にも意味不明さ的にもすごくおもしろいですw

    次点は、
    The Bed Room Tape(Nabowaのギタリスト景山さんのソロデビュー作)、No.9「The History of the Day」、
    Sigur Ros「Kveikur」、fox capture plan「BRIDGE」、Serph「el esperanka」、Shelling「Shelling」、
    SOIL &"PIMP"SESSIONS 「CIRCLES」

    こんな感じですかね。
    こうやって見ると結構偏ってますね。
    エレクトロやポストクラシカル系が上位を占めていて、あとはポストロックなどの器楽曲が多いですね。
    ロックは30STMやPlaceboのように少しのクセやオリジナリティと飽きさせない工夫や作り込みがないともう聴けませんw。
    ラウドロックは今年は死んでましたね。個人的には去年のIn Fear and FaithとThe Word Alive以降は買いたいと思えるアルバム自体ほとんど出てない気がします。でもCrossfaithは今年は世界中で活躍してましたね。日本の誇りです。
    メタルコア/スクリーモは過去作のほうが断然良かったバンドがかなり目立つので残念です。

    ただ、日本人アーティストがこんなにランクインするとは思ってなかったですね。
    これは嬉しい傾向ですね。J-POPの衰退や日本の音楽業界の現状が嘆かれたりしてますが、エレクトロ/ポストロック/ポストクラシカル系の日本人アーティストは世界的に見ても相当高いレベルで活躍してくれているので、同じ日本人として誇らしいです。

    ということで、極私的今年のアルバムBEST10でしたー。
    みなさんよいお年を〜。
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    テーマ : おすすめ音楽♪    ジャンル : 音楽

    Category: 音楽 > LIVEレポ   Tags: LIVEレポ  

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    fox capture planのライブ&サイン会 @渋谷タワレコ CUTUP STUDIO

    fox capture planの2ndフルアルバム「BRIDGE」のレコ発ミニライブ&サイン会に行ってきました!

    なんと渋谷タワレコで「BRIDGE」を購入するとその特典としてチケットがもらえるという太っ腹イベント!
    つまり無料!太っ腹というかもう小錦だな!
    fcpは前作「trinity」も持っていたので「BRIDGE」は買うつもりでしたが、実はネットで買う予定でいたんです。
    でもぷら〜っと立ち寄った渋谷タワレコでこんな素晴らしい特典がついていたので歓喜して速攻レジに叩き付けました。
    危ないとこや!もしネットで買ってたら床に叩き付けてかかとで踏みつけてCD全部バキバキにしてたとこや!
      
    「color&monochrome」はbohemianvoodooとのスプリットミニアルバムです。こちらもオススメ。
    あとタワレコ限定で買える1stミニアルバム「FLEXIBLE」もあります。まだ結成から1年ちょっとなのにリリースペースが尋常じゃないw
    でも結成したばかりとはいえ3人ともそれぞれ別のバンドで活躍してた人たちなのでどれもクオリティ高いし安心して聞けます。
    ちなみにfox capture planは直訳すると「キツネ捕獲計画」ですwww
    最初はふざけてんのかなって思ったけど、曲を聴けば彼らが本気だということがわかって頂けるはずですw

    ライブ会場は渋谷タワレコの地下のB1Fの「CUTUP STUDIO」です。
    渋谷タワレコといえば昨年のリニューアルが記憶に新しいですね。
    自分はもっぱら新宿タワレコ派なのですが(在庫数が桁違い。エレクトロ/ポストクラシカル系のバイヤーが素晴らしい。)、渋谷もリニューアルによっておされなカフェができたり内装がキレイでオシャレになってたり、ジャンル分けやレコメンドが見やすくなっていたりとなかなか旗艦店の名に恥じないステキ空間に生まれ変わっています。

    では地下のスタジオはどうかというと、、、
    全体の写真は撮り忘れたのでここを見て下さいw→【最速レポ】明日リニューアル・オープンのタワー渋谷店を探検! B1F〈CUTUP STUDIO〉編
    キレイ!結構広い!音もちゃんとしてる!照明もちゃんとしてる!モニターもたくさんある!というなかなかナイスなライブハウスになってました。
    O-nestよりも断然いいw!←こらこらw


    じゃーん!fcpのせっちんぐ。ドラムはLudwig、ラドウィグではなくてラディックです。
    でもツウは親しみを込めて逆に「らどうぃぐ」と呼びます。…ウソです。高校時代の話ですw
    スネアと椅子が高いのが特徴ですね。あとはオーソドックス。シンバルがちょいちょい傾いちゃうのが気になったw
    ベースはエレキウッドベース、エフェクターかけてヴォワヴォワ鳴らしたりするからねw


    シンセはピアノとエレクトロ担当。カオスパッドっていうのかな?タッチパッドを指で演奏するやつも使ってました。
    ライブでエレクトロを自在に操ってるとオシャレですね。

    開場時間より少し前に階段にいくともう列ができていましたが、ハコが思ってたより広かったので2列目をゲット!
    中にロッカーも少しありますが、開場してからじゃないと使えないのであまり実用的じゃない気がします。
    だってもたもたしてると場所取られちゃいますからね。
    みんな荷物を下に置いたり、上着を腕にかけたりしてました。
    だからあんまり動いたり暴れたりはできなそう。

    そしてライブは予定から15分後の19:15に開始!
    暗転して「polunity」が流れて幕を開けました!
    「ぱっぱっ、ぱっぱっ♪」「ぱっぱっ、ぱららす♫」
    そしてメンバーが出てきて、お客さんは原曲通りの手拍子で参加。
    一体感は一応ありましたが、いかんせんCDの購入特典の無料のイベントなので会場はまだまだあったまってない様子。
    でもそんなのお構いなしに間髪入れずに「BRIDGE」の冒頭のリード曲「Atrack on fox」!
    まさにアタック・オン・フォックス!!
    会場を一気に巻き込む必殺技の名前だったんですねー!「くらえ!アタック・音・フォックス!!」みたいなw。
    そして矢継ぎ早に「trinity」からの曲「Exceed the Limit」。
    この曲はドラムの高速16ビートが光ってますね!叩いててキツそうですけど、聴いてるほうは心地いいですw
    そう。これがいいんですよfox capture plan。
    編成はピアノトリオなんですが、音はポストロックにも近くて、現代版ジャズロックというコンセプトでやっているんです。
    で、そのロックの最大の要素こそがこのスウィングではなく打点バリバリのビートをぶっ叩くドラムなんです!
    なんでも元々ロックドラムをやっていた人らしく、テクニックもあり、何よりグルーブが心地いいです。
    さらにそこにエレクトロの要素が加わることで幅も広がって現代風な音になってるわけですが、ピアノトリオでポストロックでジャズロックってありそうでなかったですよねー。
    むしろなんでいままでなかったのかが不思議なくらいドンピシャで、時代はこの音を求めてたんじゃないかと。だからこんなに売れたんじゃないかと。
    まぁ他にもmouse on the keys、indigo jam unit、SOIL&"PIMP"SESSIONS、jizueなどもいるんですけどね、でもピアノトリオでよりシンプルにジャズ寄りな音楽ってのはfox capture planの個性ですよね。
    逆にfox capture planが入り口でこういう音楽を聴き始めたjazzファンの人には上に挙げたようなジャズとポストロックの要素を合わせ持つようなバンドもオススメですよ。

    興奮して少し逸れちゃいましたがw
    ここで、お客さんが完全に暖まったところで最初のMC。
    岸本さんおもろいなwというか天然かw?
    そして曲紹介が入りました。いまやった曲と、これからやる3曲を紹介してました。
    この辺の丁寧さというか親切さはやっぱり特典のミニライブだからですかね。
    ホントはもうちょっとお客さんも聴き込んでてライブもチケット代払ってきてる人たちだともっとバンドと客の距離感が近くていいんだけど、まぁ無料のイベントライブだし、ここはしょうがないか。

    続いてピアノのメロディーが美しい曲「Far out」。
    そしてエフェクターがめちゃくちゃかかったベース音が素晴らしい「閉ざされた青い空間」。
    あまりにもヴォワヴォワいってるからピッツィカートで弾く見た目と実際に鳴ってる音に差があって不思議な感じですw
    そして「trinity」と続きます。

    そしてMC、というより宣伝(笑)が入りまして、
    なんと3月の下旬の平日に代官山UNITでワンマンをやるんだとか!おぉ!
    「年度末の平日の夜で忙しいでしょうけど、でも今日も年末の平日の夜だし、今日来てるってことはみなさんヒマな人でしょうから」とか言ってましたw 失礼w
    まぁたぶんワンマン行くけどね。きっとヒマだろうからw←
    そして次の3曲の紹介。
    1stフルと2ndフルからの曲が続いていたので、宣伝も兼ねてな感じでw
    今年の10月に発売したbohemianvoodooとのスプリットアルバムから「Hollow Abyss」。
    1stミニアルバムから「capture the Initial "F"」。
    そしてMassive Attackのカバー「Teardrop」。

    「Hollow Abyss」は心地よい変拍子と繰り返されるピアノのリフが素晴らしく、しかもあのヴォワヴォワのベース音やそこに重なる電子音などを挟む展開もおもしろくて、とても幅が広くて飽きのこない曲です。fcpの中でもかなり好きな曲ですね。
    この変拍子の気持ち悪さがものすごく気持ち良いんですよねw

    そして「capture the Initial "F"」も変拍子とドライブ感がかっこよすな曲です!
    速い8ビートの途中の裏でオープンハイハットを入れて無理くりアタマを取って次に行く感じとか大好物ですw。
    途中の展開で迷子にされかけるのもいいw これが心地いいんですよw

    「Teardrop」はまず原曲が大好物!
    「Mezzanine」はCDもレコードも持ってるくらい好きですからね。名盤中の名盤です。
    そしてカバーも良い。もともとのメロディーとビートが素晴らしすぎるんですが、それを損なうことなく巧みなアレンジが素晴らしいです。
    あのダークさもうまいこと出せていて、程よくfcpの色も出てるアレンジになっていて、もー最高です。
    心地よく体を揺らせました。

    そしてラストはもちろんこの曲。

    「衝動の粒子」!!


    彼らの出世曲ですね。自分もこのMVを見て衝撃を受けたのがfcpを知ったきっかけです。
    さすがにピアノリフのイントロの時点でもうお客さんの反応が違いますね。大盛り上がりですw
    印象的なピアノリフ、変拍子、ロックドラム、ヴォワヴォワ音のベース、ミニマルな旋律とリズム、展開の妙、
    まさにfcpの良さが凝縮された一曲ですね。
    ラストのダイナミクスを作るのはやはりドラム!ドラムも自分も壊れんばかりの勢い!
    そしてそこにピアノとベースが呼応してテンション最高潮でフィニッシュ!

    アンコールがかかり、出てくるやfcpとは別のそれぞれのバンドの宣伝まで入ってw
    最後の挨拶もあり、アンコールは「RISING」でした。



    気付いてみれば1時間ちょいのボリューム。
    無料でこれとかまじ太っ腹、というか、もはや曙。

    セットリストはバンドの公式FBページからの拾い物です。
    自分たちの曲なのに2カ所曲名間違ってたけどねwww

    SE polunity
    1 Attack on fox
    2 Exceed the Limit
    3 Far out
    4 閉ざされた青い空間
    5 trinity
    6 Hollow Abyss
    7 capture the Initial F
    8 Teardrop
    9 衝動の粒子
    10 RISING




    そしてもちろんサイン会もあってサインもらっちゃいました!
    名前入り!あ、名前晒しちゃってるけど…別にかまわんw

    もー無料でこれとかハンパ無い。大満足。


    ただ確かにライブはかなり心地よく楽しめたんですが、贅沢を言えば、もう少し何かが欲しかったかな。
    「何か」というのはライブならではの想像をはるかに超える何か。
    例えば、会場全体を包み込むものすごい一体感。
    例えば、観客を置き去りにするほどの、原曲を大きく崩したアレンジや即興や超絶ソロ回し。
    例えば、toeやjizueのライブにあるような、あのバンドメンバーも観客も昇天しそうになるほどのラストでのエモさと高揚感。

    まぁこの特典としての無料ライブにそこまで求めてしまうのは酷ですが、
    今回のライブはその「特典」という部分がやはり大きくて、良くも悪くもキレイにまとまっているライブでした。
    それはお客さん側にもいえることでしたね。お客さんの中にも温度差があった気がします。
    だから温度は全体的にかなり上がったんだけど、でもメーターを突き抜けるほどには上がらなかった。という感じです。

    逆に言えば、原曲のクオリティを全く落とさずに、完璧に余裕を持ってライブで演奏できるということでもありますね。
    そしてそれ以上の「何か」を求めるのは、自分がライブを見て、本来ならもっとものすごい「何か」を出せるポテンシャルを彼らに感じたからの意見でもあります。

    だから次のUNITでのワンマンは期待大です!!
    ではみなさん!3月下旬の平日の夜(笑)に、代官山UNITで開演前からテンションMAXな状態で会いましょうw!

    テーマ : ライヴレポ・感想    ジャンル : 音楽

    Category: 映画 > 娯楽映画、劇映画、シネコン   Tags: 映画レビュー  映画音響  写真  

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    爆音大友克洋2013 『AKIRA』デジタルリマスター版

    12/7に爆音大友克洋2013というイベントに行って『AKIRA』を観てきました。
      DSC_0455
    爆音大友克洋2013とは、爆音映画祭を運営するboidが主催したもので、
    大友克洋さん本人の希望もあり、吉祥寺バウスシアターでの開催が決定したそうです。
    「爆音—これが正しい観賞の仕方です。 大友克洋」
    ということだそうですw。


    DSC_0456

    12/7~12/20までやってるので、気になる人はぜひ行ってみて下さい!
    公式HP→http://www.bakuon-bb.net
    ネットでの販売は終了したみたいですが、まだ当日券が残ってる作品は窓口でチケット買えると思います。
    当日券情報ここで見れます→http://www.baustheater.com/joeichu.htm
    35mmフィルム版の『AKIRA』や今年公開された短編集『SHORT PEACE』なども上映されます。
    フィルム版『AKIRA』も貴重なので観たかったんですが、芸能山城組の大ファンでもある自分はやはりリマスターによってハイレゾ音源(192kHz/24bit)の収録が可能になり、それが5.1chにミックスされたBD版『AKIRA』を映画館のスクリーンと音響で、そしてもちろん爆音で観たいということでこっちにしました。

    DSC_0457
    1Fのカフェスペースでは「大友克洋×河村康輔×上杉季明 コラージュ&ポスター展」が開催されていて自由に観ることができます。
    しかもなんと写真OKっぽいw! いや、実際のところわかんないんだけどw、注意書きがどこにもなかったし、みんなパシャパシャ撮ってました。
    だから自分も撮りまくりましたw!
    DSC_0458
    ばばん!!
    DSC_0466
    うひょー!!!!
    DSC_0462 DSC_0464
    た、たまらん!!!!
    DSC_0465
    や、やっばぁぁ!!!!
    DSC_0459
    過去作のポスターもあります。
    DSC_0470
    そしてこれが今回の為に制作されたオリジナルポスターで、A1のビッグサイズで2000円で販売してます。
    ええ、買っちゃいましたともw。だってこれヤバ杉w。


    それではそろそろ映画の話に参りましょうか。
    自分は爆音映画祭に来るのもバウスシアターに来るのも初めてだったんですが、
    このブログでも書いてる通りIMAXとかHDCS館とか立川シネマTWOとかに行っていて、映画音響好きです。
    なので吉祥寺バウスシアターで爆音大友克洋をやると聞いて少し不安だったんです。
    「行ったことはないけど、バウスってミニシアターでしょ?」って思ってたからです。
    他の都内のミニシアターなどにはよく行ってたので、経験上スクリーンサイズや音響の点で不満が残りそうだなと。
    DSC_0476
    でも劇場に入ってこのスピーカーを見て安心しました。
    サラウンドスピーカーもしっかりしたものが設置されてましたし、スクリーンサイズも座席数に対して程よく大きめでした。映画館のHPによると4m×9.4mだそうです。
    DSC_0477


    ++++爆音『AKIRA』レビュー++++

    『AKIRA』は第3次世界大戦で新型爆弾によって東京が破壊されるシーンで始まる。
    スクリーンには巨大な爆発とその波動が映し出される。
    しかしその映像に音はリンクしない。音は静かなまま、映像だけが爆発の凄まじさを描き、それが逆に恐ろしく緊張感を高めてくる。
    そして「あんま爆音じゃない?」と気が抜けかけた瞬間。

    「ドゥーーーーーーーーーン!!!!!!!!!」
    !?!?!?!?!?!?!?!?


    揺れる揺れるwww!!会場も、椅子も、体も、心臓も!!

    YES!!!! 爆音!!!! YES!!!!もう大興奮!!
    超爆音じゃん!!
    鳥肌総立ち。おしっこ漏れるかと思った。

    そこからはもう、怒濤の2時間だった。
    ずーっと、にやけっぱなしw

    大友克洋はその世界観の凄まじさとそれを描き出す圧倒的な画力で知られているが、
    アニメーションでもここまでのものが作れるんだな。
    『AKIRA』は初めてじゃないし漫画原作も読んだことはあるけど、そのときはまだ子供だったのであまり内容もスゴさも理解できなかった。
    でもいまならわかる。圧倒される。
    とても25年前の1988年の映画だとは思えない。自分が生まれる前やがなw。
    なにもかもが、クリエイティビティの塊である。

    製作期間3年、制作費10億円を費やして作られたといわれているが、それも納得の神がかった作品だ。

    バイクのテールランプの残像や、躍動するスピード感。
    ネオ東京やスラム街、摩天楼、ぬいぐるみ、アキラ。
    25年経った今もなお先進的であり続けるその神懸かり的な世界観。
    大爆発シーンの巧みかつ芸術的な表現。
    スピード感がものすごいのに恐ろしく細部まで描き込まれているアクションシーン。
    一体どれだけの手間と労力がかかっているのだろうか。想像するだけでため息が出る。

    そして、それに呼応するかのように、もうひとつの天才、山城祥二と芸能山城組の音楽。
    5.1chミックスされた高周波を含むガムランとジェゴクの荘厳な響きは圧巻のひと言。
    さらにギターやシンセの加工された電子音や、芸能山城組の重要な要素である人の声や、世界の古今東西の伝統的歌唱法を取り入れたスケール感と実在感。
    縦横無尽に動き回る「ピロン」「ポロン」「ポロン」「ペロン」。
    力強く、陽気な「ラッセーラー」「ラッセーラー」!!
    涙ものの美しさのレクイエムの合唱「ねむれ アキラ ねむれ」「鉄雄 ねむれ」。

    曲としても変拍子やポリリズム、ペンタトニックや、生音と電子音の巧みな合成、幾重にも積み重ねられたオーバーダブ、録音やミックスに対するノウハウの蓄積と執念が生んだ圧倒的な音場空間やサウンドスケープ(無指向性マイクやダミーヘッドマイクを使ったり、ホール録音をしたり、通常では考えられないほどの手間と技術と機材を使っている)など、こちらも映像に全く劣らない恐ろしいほどの作り込みが伺える。

    最初に書いたように、自分は芸能山城組の大ファンでもある。

    ケチャ祭りに行って、PA席の後ろにいる山城さんにこっそりサインをねだってしまうほどw(写真右下)
    いまも写真左下の「Symphonic Suite AKIRA」を聴きながらこの文章を書いてる。
    そのブックレットには大友さんと山城さんのコメントが寄せられていて、こんなことが書いてある。
    「輪廻交響楽(写真上のCD)を聞いて、これは「アキラ」の音楽としては最も相応しい音楽ではないかという感を強めていました。」(大友さん)
    「もし音楽作りが不可能ならば、「輪廻」の一部分を使わせていただくことをお願いしてみようという思いで、」(大友さん)
    コミックス版AKIRAの大ファンでもあった山城さんは、喜びと同時に困惑し、当初は手に負える仕事ではないと断るつもりだったそうだが、
    この大友さんのラブコールを受けて、
    「「AKIRA」の音楽は、この作品のために監督が選択したアーティストが、この作品のために心血を注いで創り出したものでなければならない、こうなってはもうお断りすることはできない」(山城さん)と。
    こうして、大友克洋と山城祥二という、ビジュアルの天才と音の天才が、お互いの才能に惚れ込み、混じり合うことで、この『AKIRA』は誕生したわけである。

    大友さんが山城さんにお願いしたのは、「”劇伴”としてではなく”山城組の音楽”としての「アキラ」を創って欲しい、それを映画音楽として使う」ということだったそうだ。

    これがどういう意味か、その結果どうなったかは、映画を観た人ならわかるはず。

    ビジュアルも音楽も、どちらかがどちらかに従属することも優劣することもなく、また乖離することもなく、
    同じだけの天才的な鋭さを保ったまま、映画『AKIRA』のなかで共存し、呼応し、化学反応を起こし、互いを高め合っているのだ。


    そして、このBD版『AKIRA』を爆音映画際で観るということにはもうひとつ大きな意味がある。
    実は芸能山城組の山城祥二とはアーティストネームであり、本名は大橋力という著名な研究者でもあるのだ。
    彼の研究は音や民族文化についてのもので、近年盛り上がりを見せているハイレゾ音源の効果を実証した人でもある。すごい人なんやで。
    人間は可聴帯域外の20kHz以上の音は耳では聞こえないとされており、それを元にCDやDVDなどはデジタル化の際にその高周波部分をスッパリとカットしてしまっているのだ。
    しかし、大橋さんの研究で明らかになったことは、人間は高周波成分を体の表面で直接感じ取り、それを脳内で耳から聞こえている音と合成し補完している。という驚くべき事実。
    さらに、人間は高周波を感じとることで基幹脳が刺激を受け活性化し、音をより快く感動的に受容することや、より大きく聴く行動の促進、といった効果が現れるとのこと。
    さらには感覚が鋭敏になって、音だけでなく視覚情報についても快適性や美的感動が高まる可能性があるとのこと。
    その現象を大橋さんはハイパーソニックと名付けた。このネーミングは80年代だけどw
    でも研究はすごく真っ当なもの。英語論文がちゃんとインパクトファクターのある海外の学術雑誌に掲載されたりもしてる。
    自分の専門でもない分野について全く論文も書かず学術活動も一切せずに、自分の本の中でテキトーなデマを垂れ流すだけのような有名な科学者連中とは大違いなのである。
    詳しくはこちらをどうぞ→『AKIRA』ハイパーソニック・ワールドへようこそ

    そもそもハイレゾ音源というのはCDのフォーマットである44.1kHz/16bitを超えるクオリティの音源のことである。(この数字から言わせてもらうと、残念ながらCDの音は時代遅れであると言える。当然AACやMP3などはそこからさらにクオリティが下がることになる。)
    このBD版『AKIRA』に収録されているのは192kHz/24bitのハイレゾ音源である。
    サンプリング周波数がそれだけ高いということは、当然それだけ解像度が高く、より自然な音であるということだ。その点は家庭用の再生装置であっても誰もが比較的簡単に効果を実感できる。

    しかし、ここで問題となるのが、100kHz近い超高周波まで正確に再生できるかどうか。
    もちろん体の表面で感じとるため、ハイパーソニックを体感するにはスピーカーでなければならない。
    家庭用の一般的なプレイヤーやアンプやスピーカーで考えれば、ほとんどの再生装置は厳しいだろうw
    リンク先にはハイパーソニックを体験するための適切な機材なども紹介されてるが、
    個人レベルではなかなかそこまでやるのは難しいだろうw
    スーパートゥイーター足せばいいっつったって、よっぽどオーディオオタクじゃないとそこまでやらないよw

    そこでこの爆音上映だが、使われた機材についての情報がないので確かなことは言えないが、
    少なくとも見た感じ業務用のスピーカーなので、20kHz以上の高周波成分は確実に出ていたはずだ。
    100kHz近くまで出ていたとはさすがにちょっと思えないが、20kH以上の高周波成分はある程度まで出ていたいうことは言えるだろう。
    しかも爆音でwww。

    その結果、『AKIRA』がどう聴こえ、どう映り、どう感じたかは、観た人それぞれの中に答えがあると思う。(ニヤリ)

    滅多にできない、貴重で素晴らしい映画体験をさせてもらった。
    夢のような時間だった。
    ありがとう大友さん。ありがとう山城さん。ありがとうboid。ありがとうバウス。
    DSC_0473


    ++++AKIRAの内容と先見性、現実との相関について++++

    『AKIRA』の舞台は第3次世界大戦によって東京が壊滅したあと、東京湾上に新たに構築され見事な復興を果たしたネオ東京だ。
    その見事な復興と近未来ぶりの影では、暴走と暴力に明け暮れる少年たちや、小汚いスラム街、暴動やデモなどが至る所で起きており、ネオ東京の歪みや空虚さを巧みに描き出している。
    西暦は1919年。翌年にオリンピック開催も控えているという状況だ。
    現実にも2020年に東京でのオリンピック開催が決まったことで、『AKIRA』に予言的な何かを感じとったり、現実と重ね合わせる向きも見られる。
    しかし、そんな中身の薄い偶然の一致なんかに頼らなくても、『AKIRA』は製作当初から常に現実と地続きであったし、現実や未来に対して様々な含蓄や示唆に富み、普遍的であり続けていた。
    2020年東京オリンピックという偶然の一致にとらわれてすぎてしまうと、逆にその本質を見落とし、『AKIRA』の普遍性を弱めてしまいかねない。

    ではその普遍性とは何なのか。自分なりの考察を書いていきたい。
    実はつい先日NHKの「ニッポンのジレンマ」で東京オリンピックをテーマに新東京論という議題での討論が行われていた。そしてその直後に「80年代の逆襲」という番組が放送された。
    両者は東京という都市や日本の文化を語る上でとても深く相関していて、ものすごく感銘を受けた。
    そこにどうしても思考が引っ張られてしまうが、なんとか頑張って自分の言葉で書いておきたい。

    戦後から高度経済成長期にかけて、東京は著しく発展した。
    それも、無秩序で、無計画で、無自覚的で、自己増殖的に、ものすごいスピードで。
    無計画に雑居ビルが建ち並び、様々なものがごった返した。
    新宿、原宿、渋谷、秋葉原などは都市ごとに自然発生的に特色を得て発展していった。
    世界中の都市を見ても、これほど無秩序な発展を遂げた都市は東京くらいだろう。

    そしてその様は、ネオ東京のカオスっぷりの中にもはっきりと見て取れる。
    同時に『ブレードランナー』で描かれるアジア的なエッセンスを含む近未来のカオスっぷりなども想起される。
    あの時代の天才たちは、同じような視点と先見性を持って世界を捉えていたのかもしれない。

    そして80年代。テクノやお笑い、漫画、サブカル、オタク、そしてAKIRA。
    非身体性を獲得し、新しいものを追い求め、バブルに湧き、自己増殖のスピードを一層早めた時代。
    そして、バブルが弾け、夢から覚めたのち、中心がなく空虚でから騒ぎだったとまで言われた80年代。

    その中心のなさや空虚さまでも『AKIRA』のネオ東京やそこで生きる人々から、はっきりと読み取ることが出来る。

    そしてその無秩序さはこれまでたびたび否定的に捉えられてきたが、
    それでもなお、その中心のなさや空虚さ、自己増殖的な発展こそが、やはりおもしかったのだし魅力的でもあるのだ、という肯定もまた、すでに『AKIRA』は内包していたと言える。
    いまでこそ、NHKの番組内で「新東京論」だとか「80年代の逆襲」だとかって取り上げられて、明快な分析と肯定的な捉え方が示されているが、それをリアルタイムで作品の中でやってのけてしまっていたというのはものすごいことだと思う。
    つまり『AKIRA』はあの無自覚的な自己増殖の時代にあって、初めから限りなく自覚的であったのだ。
    『AKIRA』は当時の東京の独自性をかなり正確に反映し、現実と地続きにある近未来としてのネオ東京を、しかも大友克洋の壮大で天才的な世界観のもとに再構築してみせたのだ。

    ちなみに自覚的ということなら、80年代を語る上で欠かすことのできないYMOにも同じことが言えるだろう。
    彼らもまたあの無自覚的で混沌とした時代にあって、限りなく自覚的かつ冷静に社会と自己を見つめ、アイデンティティーを確立していたのだ。
    だからこそ普遍性を持ち、いままた、90年代以降に生まれた若者たちの間でも再評価され、世代を超えて愛されているのだ。あの時代のものでいまも残っているものは多かれ少なかれそういう部分を持っているのではないか。

    そして同時に、『AKIRA』はさらに俯瞰的で自覚的な視点も合わせ持っており、「人間社会の行き着く先」や「文明の罠」といったものへの警鐘と問題意識さえも持っている。
    バブルに湧いてものすごいスピードで自己増殖していたあの時代に、この視点を持っていたということはスゴいことだと思う。でも考えてみたらナウシカとかも80年代なんだよね。
    それはあまり珍しくなかったのかな?それともやはり先見性のある天才に共通の視点だったから?
    うーん。生まれる前だからちょっとそこまでわかんないな。
    ちなみに芸能山城組もまた、結成当初から「人類本来のライフスタイルを模索し検証しようとする実験集団であり、文明批判の一拠点」であるというコンセプトを持っている。
    だからこそ大友克洋と芸能山城組が互いに引き寄せられたというのは、必然であったのかもしれない。


    ともかくも、物語の核となる「アキラ」の存在こそがその文明への警鐘を象徴している。
    「アキラ」とは、
    全ての人間の中にあるようなエネルギー。
    生命体やあるいは宇宙が持っているようなエネルギー。
    自然発生的、無自覚的に発現するエネルギー。
    人の手に負えないほどの巨大なエネルギー。
    (うーん。こういうこと書いてるとどうしても原発とダブるなw しかもアキラは科学者達がその謎を解明できずに後世に託すために冷凍カプセルに入れて封印したって、これまんま放射性廃棄物じゃんw)

    そしてそのエネルギーが実際に無自覚的な人間の手に渡ってしまった結果の、暴走、破壊。
    人間はそれをさらなる破壊(衛生からのSOL)によって押さえ込もうとするが、
    それは、鉄雄のさらなる破壊によって阻まれ、破壊が破壊を呼ぶ絶望的な状況に陥り、
    最後には鉄雄にさえもコントロール不能になって、全てに破滅が訪れる。
    それは人間の業とも、無限の欲望の帰結とも取れるし、
    それはもはや宇宙の遺伝子に組み込まれた繰り返す必然であるというようにすらも感じとれる。(「アキラ」について説明するケイの言葉などから)
    しかし、『AKIRA』ではそれは「懸念」であり「警鐘」ではあるが、決して「絶望」ではない。
    むしろ未来への「希望」あるいは「願い」として描かれている。

    では、それをどのように描いているか。
    ここが『AKIRA』の真にものすごい部分である。

    それらの全てを『AKIRA』では、金田と鉄雄の、複雑で愛憎渦巻きながらも、とても深い友情を描くことによって表現しているのだ。
    壮絶な殺し合いを続けていた二人だが、最後に鉄雄は金田に助けを求め、金田は鉄雄を命がけで救おうとする。
    鉄雄には金田に対するコンプレックスの前に、金田に対する憧れや友情がはっきりとあるということは、あの回想シーンが雄弁に物語っている。
    金田と鉄雄のこの複雑な関係性を物語の中であそこまで巧みに描き出すだけでもすごいことだと思うが、そこにある友情や想いなどの、人間にとっての普遍性や人間の危うさ、といったものをフィルターとして通すことで、『AKIRA』はもっと俯瞰的で自覚的な上記のような主張を、我々人間に対してとても強く深く、より直接的に訴えかけてくるのだ。

    そしてラストシーンでは、制御不能になった「アキラ」の力によって再び繰り返されてしまった壮絶な破壊と破滅の中から、
    タカシ、マサル、キヨコとそしてアキラが、自覚的に「アキラ」の力を使うことで、自分たちが犠牲になりながらも金田たった一人を救い出してみせる。
    キヨコの「未来は一方向にだけ進んでいるわけじゃないわ。私たちにも選べる未来があるはずよ。」という言葉が、頭の中でリフレインする。

    「もう始まっているわ」というキヨコの言葉が、また繰り返す破滅を想起させるが、
    これを経験した、ケイと金田の成長や二人の関係、鉄雄の最後の想いなどが、一筋の「希望」を期待させる。


    この作品を、いまこの時代に、爆音で体験することで、
    そこになにを見いだし、なにを想い、なにを受け取るか。

    作品全体が放つ芸術としての圧倒的な幸福感とともに、
    まだ、自分たちにも選べる未来があるはずだと信じて、一筋の「希望」を受け取りたい。

    DSC_0472
    右のポスターには、「我々は今、AKIRAの世紀にいる・・・」と。


    (P.S.)芸能山城組の音楽や音のスゴさについてはコチラの記事の一番下でも書いてます→音が良いCD、音楽が良いCD

        

    テーマ : 映画館で観た映画    ジャンル : 映画

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    小枝の悪ふざけ


    小枝。
    その名のとおり、小枝のようなお菓子だから「小枝」。
    なかなかナイスなネーミングである。
    日本では広く親しまれている有名なお菓子だ。



    「白樺の小枝」
    小枝のホワイトチョコ版、
    だから白樺の小枝。...ナルホド。
    まぁ、確かに、白樺の小枝…。
    ちなみに「復活して欲しいお菓子第1位」だったらしい(笑)
    やるな。


    「大樹の小枝」

    「樹齢約37年、小枝も太くなりました!」

    …イラッ


    「小枝BAR」

    …小枝……バー…??

    ……イラッ



    「小枝BALL」

    小枝ボール!?!?
    ……ぼ、ボール!?
    …え??
    小枝、枝、……ボール!?怒

    あえて言おう。
    もう小枝じゃねえ!!

    ボールて!!



    「白樺の小枝BALL」

    ……ビキィ!!激怒




    「ドン小枝」
    !?!?!?!?!?

    ドン!?小枝!?



    ドン小枝ドン!
    ドン小西も真っ青である。



    ドン小枝ドドン!

    ふんぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ(憤怒)


    さすがに悪ふざけしすぎだろ!!


    P.S.) 今日で23歳になりました!!





    ※追記2014/02/20

    こんな悪ふざけ記事に、いまさら追記しなければいけなくなるとは。

    でも、これはどうしても書かなければならない。

    そう、また性懲りもなく森永さんは無邪気に罪を重ねてしまったのだ。



    「大人の小枝BALL エチオピア・モカ」

    ……もう「小枝」と呼ぶのはやめにしませんか?笑

    「小枝」って単語まだ要りますか?

    なに?「大人の小枝」って??

    だって「大人の小枝BALL」だよ??

    もう一度よく考えて?
    「大人の小枝BALL エチオピア・モカ」だよ??


    もう意味わかんねえだろぉが!!(激昂)
    プロフィール

    Sohei.S

    Author:Sohei.S
    多趣味というか関心のあるものが多いので、政治的なことから趣味のことまで、書きたい事はなんでも書いていこうと思います。
    ちなみに主な趣味は映画、音楽、オーディオです。3つとも割とどっぷりいってると思います。あと最近、写真も趣味に加わりました。
    映画は単館系のドキュメンタリーから、シネコンの娯楽映画や映画音響やIMAXの話まで。
    音楽はジャズ/クラシック〜ポストハードコア/メタルコア〜エレクトロニカ/ポストロック/ポストクラシカルまで、かなり雑食にオールジャンル聴いてます。ドラムとパーカッションやってたので演奏や音楽史にも興味あります。あとミックスやマスタリングなどにも興味があります。
    オーディオはポータブルとホームオーディオ両方です。ケーブルとかポタアン自作したりもしてます。
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